2025年春アニメの中でも注目を集めた『ロックは淑女の嗜みでして』。今回は、そのメインキャストを務めた関根明良さん(鈴ノ宮りりさ役)と島袋美由利さん(黒鉄音羽役)のインタビューをピックアップしてご紹介します。
“お嬢様×ロック”という個性的な世界観に全力で飛び込んだお二人。そのアフレコ現場での熱量や、キャラクターへの想いは、作品を見た方なら誰しも「分かる…!」と共感してしまうはず。
この記事では、そんな関根さんと島袋さんが語ったリアルな制作裏話や、演じるうえで意識していたことなどを、公式インタビューのコメントをもとにまとめています。
ちょっと一息つきながら読める、肩の力を抜いたスタイルでお届けしますので、作品のファンはもちろん、まだ観ていないという方もぜひチェックしてみてくださいね。
- 関根明良さん&島袋美由利さんのキャラクター解釈
- アフレコ現場の熱量と役作りの裏側
- 視聴者への熱いメッセージと作品への想い
関根明良が語る「りりさ」という存在と演じる覚悟
『ロックは淑女の嗜みでして』で主人公・鈴ノ宮りりさを演じた関根明良さん。彼女のインタビューからは、この作品やキャラクターに向けた本気の熱意と演技への強い覚悟がひしひしと伝わってきました。
特に印象的だったのは、アフレコ現場での姿勢。感情を惜しみなく出し切るような演技や、キャラクターと一体化しようとするその真剣さは、ファンとしても胸を打たれるものがあります。
原作を読んで“ギャップ萌え”にやられた
関根さんが原作を読んだとき、まず衝撃を受けたのが、りりさの中にある「淑女らしさ」と「ロックな激しさ」の共存だったそうです。
普段はおしとやかで品のある“理想のお嬢様”なのに、バンドになると心の底からロックに燃える――そんなギャップに「人間らしさ」を感じて、すっかり魅了されたとのこと。
そのときから、関根さんの中では「この役は絶対にやりたい!」という気持ちが固まっていたそうで、オーディション時点からりりさに惚れ込んでいたのがよくわかります。
「今日無理しなきゃ、いつ無理するの?」という気持ちで
アフレコに臨むにあたって、関根さんが自分に言い聞かせていたのが、「今日無理をしないで、いつ無理をするんだ!」という言葉。
その覚悟には、演技という枠を超えて、りりさというキャラの生き様に本気で寄り添おうという強い想いが込められていました。
全力でぶつかってこそ見えてくる感情や表現がある――関根さんのそんな真摯な姿勢が、画面越しにも伝わってくるからこそ、りりさというキャラに説得力が生まれているんですね。
演じる本人の「本音」と、キャラクターの「本音」がシンクロして生まれたエネルギー。それが、りりさの“二面性”や“自分らしさの解放”といったテーマを、グッとリアルに感じさせてくれるのかもしれません。
島袋美由利が挑んだ“超絶技巧お嬢様ドラマー”音羽役
クールで無口、でもドラムの腕はピカイチ!そんな黒鉄音羽を演じたのが、島袋美由利さんです。
インタビューでは、音羽のキャラクターが持つ“見た目と中身のギャップ”や、“音楽に命を込める瞬間”について、丁寧に語ってくれました。
まさに一筋縄ではいかない難しい役どころ。でも島袋さんは、そこにこそ挑戦の面白さを感じていたようです。
感情むき出しのアフレコが生んだリアリティ
アフレコの現場では、とにかく“感情を包み隠さずぶつけ合う空気”が印象的だったそう。
特にりりさとの対峙シーンでは、ただセリフを読んでいるのではなく、本当にお互いの気持ちをぶつけ合っている感覚があったと語っています。
島袋さん自身も「普段はどちらかというと落ち着いたタイプ」だそうですが、音羽を演じることで、“感情をさらけ出す”という新たな扉を開いたようです。
演技というより、感情を体で感じて出していく“体験”に近かったと話すその様子から、キャラクターにどれだけ真剣に向き合っていたのかが伝わってきます。
チームで築いた信頼がキャラに深みを与えた
音羽というキャラクターを成立させるうえで、大きな支えになったのが、共演者との信頼関係でした。
特に関根明良さん(りりさ役)とのシーンでは、セリフだけでなく、音楽や“感情の流れ”で通じ合うことが多かったとのこと。
現場で自然と生まれた絆や安心感が、演技にも表れていたのは間違いありません。
まさにアニメの中と同じように、“音楽を通して心が交差する”体験が、現実の現場でも起きていたんですね。
アフレコ現場の空気感と“ごきげんよう”な日常
『ロックは淑女の嗜みでして』のアフレコ現場は、まさに作品そのままの雰囲気!
上品で気品があって、ちょっぴり非日常な空気感が自然と漂っていたそうです。
なんと、挨拶も「おはようございます」ではなく「ごきげんよう」だったとか。そんなエピソードだけでも、チームの一体感が伝わってきますよね。
キャストやスタッフ全員が、作品の世界観を日常にまで持ち込んでいた。その姿勢が、アニメの完成度にも大きく影響していたようです。
まるで“作品の中”にいるような現場づくり
この現場のすごいところは、ただ声を録るだけじゃなくて、まるでキャラたちと一緒に“住んでる”感覚で取り組んでいたところ。
関根さんも島袋さんも、「その空気のおかげで自然と役に入り込めた」と語っていて、現場全体が一つのチームとしてしっかり機能していたのがよくわかります。
その空気の中だからこそ、キャラの感情も嘘っぽくならず、ちゃんと伝わる。そんな丁寧な現場づくりに、作品への愛があふれています。
丁寧な所作と情熱のギャップがアツい!
そして何より印象的なのが、“感情をむき出しにして挑んだ”というアフレコの熱量です。
日常では「ごきげんよう」と微笑みながら、マイク前では魂をぶつけるような熱演。そのギャップが、まさに“お嬢様×ロック”のテーマを体現していますよね。
優雅で上品、でも内にはアツい想いを秘めている――そんな“ロックな淑女”たちが現場でも全力でぶつかり合っていたのです。
視聴者へのメッセージに込めた想い
関根明良さんと島袋美由利さんは、それぞれが演じたキャラクターにとことん向き合い、“声をあてた”というより、“魂を吹き込んだ”という感覚に近かったと語っています。
そんなお二人が視聴者に届けたメッセージも、まさにその想いの延長線上にあるような、熱くてあたたかい言葉ばかり。
セリフではなく「生の感情」がそのまま画面に乗っているような、そんな感覚を覚えるコメントでした。
キャラクターと“気持ち”で向き合った時間
関根さんは「彼女たちのロック、そして私たちの熱を受け取っていただけたら嬉しいです」とインタビューで語っています。
この一言に、キャラと一緒に笑って悩んで走ってきた時間の重みが、じんわり詰まっているのが感じられます。
島袋さんも「作品の中のぶつかり合いや通じ合う瞬間が、現場でも自然とリンクしていた」と話しており、演じるというより“共鳴していた”ような感覚だったと振り返っていました。
キャラクターと心を重ねていくうちに、演技を超えたリアルな感情が生まれていた――そんな風に語る声優さんの言葉には、観る側の気持ちまで揺さぶる力があります。
「この熱量、まっすぐ届きますように」
最後に関根さんと島袋さんが伝えてくれたのは、まさに作品を“生きた”人たちからの呼びかけでした。
「音楽で自分の想いを届ける」という作品のテーマが、まるでそのまま本人たちの姿と重なるようです。
だからこそ、視聴者が心を動かされるのは、キャラクターの想いだけじゃない。キャスト自身が本気でぶつけてくれた“熱”にも、知らず知らず胸を打たれているんだと思います。
このアニメを通して、キャラの声の奥にある“人の想い”にもぜひ耳を傾けてみてください。
ロックは淑女の嗜みでして 声優陣が語る、情熱と絆の舞台裏まとめ
今回ご紹介した関根明良さんと島袋美由利さんのインタビューからは、作品に対する深い愛情、そしてキャラクターを“生きる”ように演じた情熱が伝わってきました。
ただ演じるのではなく、自分の中にキャラクターを宿して声に乗せていく――そんな真剣さが、視聴者の心にもしっかりと届いていたのではないでしょうか。
あの感動の裏には、こうした声優陣のリアルな覚悟と絆があったんですね。
“声”を通して世界に命を吹き込んだ人たち
アフレコ現場では、細部まで世界観を大切にしながら、その場で感情をぶつけあうような“本気”の演技が交わされていたそうです。
セリフを読むだけじゃない。キャラクターの想いを、声優自身の心で受け止めてから発する――その積み重ねが、作品全体の熱量として画面越しに伝わってくるんです。
『ロックは淑女の嗜みでして』という作品は、演出や映像美だけでなく、キャストの“魂のこもった声”によっても、より深く印象づけられていると感じます。
“お嬢様×ロック”が生んだ、心の共鳴
この作品の魅力でもある“お嬢様とロックの融合”というテーマは、キャラクターの成長だけでなく、演じる声優たちの中でも感情を揺さぶり、共鳴を引き起こしていたのかもしれません。
そう思うと、フィクションの枠を超えて、現実の熱量とリンクしていたようにすら感じられます。
今後も、こうした“作品と本気で向き合う声優たち”の存在が、アニメという表現をさらに豊かに、そして心に残るものにしてくれるに違いありません。
- 関根明良さんが語るりりさへの共感と覚悟
- 島袋美由利さんの音羽役への熱演と挑戦
- アフレコ現場は“ごきげんよう”が飛び交う世界観重視
- 剥き出しの感情で挑んだ白熱の収録
- 二人が届けた“本気の熱”が視聴者の心に届く
- リアルとフィクションが交差する演技の舞台裏
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