『ざつ旅』アニメの魅力を徹底解説！あらすじ・キャスト・見どころ総まとめ

2025年春、ちょっと変わった旅アニメが始まりました。その名も『ざつ旅-That’s Journey-』。原作は石坂ケンタさんによる同名の人気漫画で、待望のアニメ化です。

この作品、いわゆる「旅アニメ」なんですが、よくある感動や絶景をめぐるような旅とはちょっと違います。タイトルにある「ざつ」という言葉がすべてを物語っていて――そう、ゆるくて、行き当たりばったりで、だけど妙にリアルな旅なんです。

主人公は漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちか。SNSで「旅に出たい」とつぶやいたその一言から始まる、ノープランで気ままな旅。特に大きな目的があるわけでもないけど、なんとなく行ってみる。そんな“思いつき”にちょっと憧れたこと、ありませんか？

この記事では、そんな『ざつ旅』のゆるっとした魅力をたっぷりご紹介。あらすじやキャラクター紹介はもちろん、キャスト情報や見どころポイントもわかりやすくお届けします。

「旅したいけど、ガチの旅はちょっとしんどいなぁ……」なんて思っているあなたにこそハマるかもしれない、『ざつ旅』の魅力。ぜひ一緒にのぞいてみてください！

ざつ旅のあらすじ：SNSのアンケートで行き先が決まる！？

『ざつ旅-That’s Journey-』は、タイトル通り「ざつ」＝“ざっくり＆自由気まま”な旅を描いた、ちょっと風変わりな旅アニメです。

最大の特徴は、SNSのアンケートでその日の行き先が決まるというユニークな仕組み。地図もガイドブックもなし、頼りになるのはフォロワーの投票だけ――そんな行き当たりばったりの旅が、視聴者にも“気ままに流れる時間”を届けてくれます。

挫折から始まる“ざつ”な旅の物語

物語の主人公は、漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちか。

新人賞を獲ってデビューのチャンスを掴んだものの、その後はなかなか芽が出ず……投稿しても採用されず……と、くすぶった日々を送っています。

そんなある日、持ち込んだネームがことごとくボツを食らい、心が折れかけた彼女は、衝動的に「旅に出たい！」とつぶやいてしまいます。まさに、その一言がすべての始まりでした。

行き当たりばったり、だけど新しい発見の連続

たまたま観たテレビの“サイコロ旅”企画に影響されたちかは、自分のSNSでアンケートを実施し、その結果に従って出かける旅をスタート。

事前の下調べも宿の予約もなく、その場のノリと選択でどんどん進んでいく“ざつ”な旅ですが、だからこそ偶然の出会いや発見があって、見ているこちらも思わず一緒に旅しているような気分に。

予定調和じゃないからこそ面白い。「旅って、こういうのでいいんだよなぁ」と、肩の力がふっと抜けるような、そんな気持ちにさせてくれる物語です。

ざつ旅のキャスト情報：実力派声優陣が勢揃い！

『ざつ旅-That’s Journey-』の楽しさをグッと引き上げているのが、実力派ぞろいの声優陣による安定感バツグンの演技です。

主人公はもちろん、ちかが旅先で出会う仲間たちも、声優さんたちの魅力的な掛け合いで、グッと“生きたキャラ”になっていきます。

思わず「この声、どこかで聞いたことある！」なんて瞬間もあるかも。アニメファンならニヤリとするキャスティングが目白押しです。

等身大の主人公・鈴ヶ森ちかを演じるのは月城日花さん

旅の主人公である鈴ヶ森ちか役には、注目の若手声優・月城日花さんが抜擢。

夢と現実の間でもがく“ちか”の悩みや、一人旅の中で出会う驚きや喜びを、自然体かつナチュラルな声のトーンで丁寧に演じています。

観ているうちに「ちかって本当にいそうだな」と感じさせてくれるようなリアルさが魅力。旅の空気感とリンクする柔らかい声もポイントです。

旅を彩る豪華な脇役陣にも注目！

ちかの旅に関わるキャラクターたちも、頼もしい顔ぶれが勢ぞろい。

友人・天空橋りり役は日笠陽子さんが担当。ちかとはまた違うクールさを持ったキャラに、日笠さんの大人びた演技がバッチリハマっています。

そして、ほんわか系のキャラ・糀谷冬音役には佐藤聡美さん。ふわっとした優しさを感じさせる声が、旅先でのちょっとした癒しになります。

そのほかにも、小林ゆうさん、鈴代紗弓さん、平塚紗依さんといった多彩な演技派が続々登場！ キャラごとに個性豊かな声が乗ってくるので、登場シーンを見逃せません。

さらに注目したいのが、全体を包み込むように語りを務めるナレーション。窪田等さんの渋みあるナレーションが、旅の雰囲気に落ち着きと深みを与えてくれます。

作品全体に「聴きごたえ」があるので、音声だけでも楽しめるレベル。お気に入りのキャラや声優さんを探しながら観るのも、また一つの楽しみ方です。

ざつ旅の見どころ①：自由で予測不能な旅の魅力

『ざつ旅-That’s Journey-』のいちばんの魅力は、なんといってもその“ざつ”な旅スタイル。しっかり準備して、計画通りに進む旅……なんていう常識は、この作品ではきれいさっぱり置いてきています。

事前の調査ナシ、行き当たりばったり、予定変更は日常茶飯事。だけどそこにこそ、旅のワクワク感とドキドキがぎゅっと詰まってるんです。

「何が起こるかわからない」――この予測不能な展開が、気づけばクセになってる視聴者も多いはず。

行き先はSNSのアンケート任せ！？

主人公・ちかの旅は、なんとSNSのアンケート投票で行き先が決まるというシステム。

今日はどこに行く？それはフォロワーの気分次第！という完全なる“他力本願スタイル”が逆に面白くて、旅のスタートから笑ってしまいます。

「次はどこだろう？」「え、そこ行くの！？」と、視聴者も一緒に旅の選択をしているような感覚になれるのが、この作品の醍醐味のひとつです。

偶然から生まれる出会いとドラマ

さらにこの作品の面白さは、無計画だからこそ生まれる“偶然”のドラマにあります。

宿も現地で探すし、交通手段もその場で決める。そんな中で出会う人々や、その土地ならではの風景・食べ物との出会いが、妙にリアルで、どこか懐かしいんです。

そして、ときにはちょっとしたハプニングも。だけどちかはそれすらポジティブに楽しんでしまうから不思議。

偶然が必然に変わる瞬間、予定外が思い出になる瞬間――そんな“旅の魔法”を、ゆるく、心地よく描いてくれるのが『ざつ旅』なんです。

ざつ旅の見どころ②：個性豊かなキャラクターたち

『ざつ旅-That’s Journey-』のもうひとつの大きな魅力は、物語を彩るキャラクターたちの“個性”と“関係性”です。

この作品、最初は一人旅から始まるんですが、ちかが旅の途中で少しずつ仲間を増やしていくんです。

それぞれのキャラにちゃんとした背景や“らしさ”があって、一緒に過ごす中で変わっていく関係性が、ほんのりドラマチックで心に沁みるんですよね。

ちか×仲間たちの“ちぐはぐ感”がクセになる

自由すぎる主人公・鈴ヶ森ちかは、思い立ったら即行動タイプ。やや無鉄砲だけど、それが彼女の魅力でもあります。

そんな彼女を支えるのが、落ち着きと現実感を兼ね備えた蓮沼暦と、テンション高めのムードメーカー・天空橋りり。

三人の性格はまったく違うのに、不思議とバランスが取れていて、ぶつかったり笑い合ったりしながら、絆が少しずつ深まっていく過程が心地いいんです。

共感できる“推しキャラ”がきっと見つかる

物語が進むにつれて、ちか・暦・りり・冬音・ゆいなど、個性的な仲間たちが次々と登場します。

それぞれが単なる“旅のお供”ではなく、それぞれに悩みや葛藤を抱えながらも、旅を通じて少しずつ前に進んでいくんですよね。

誰に感情移入するかは観る人次第。「あ、この子の気持ち、なんかわかるかも」って思えるキャラが、きっと見つかるはずです。

キャラ同士の距離感や会話の“間”が自然で、観ていてほっこりする時間が流れる。そんな優しい人間ドラマも、『ざつ旅』の大きな魅力のひとつです。

ざつ旅の見どころ③：リアルな風景と美しい作画

『ざつ旅-That’s Journey-』が持つ“旅アニメ”としての魅力をグッと引き立てているのが、圧倒的に丁寧で美しい風景描写です。

旅先での何気ない風景や、ふと目にする街の表情――どれもが実在する場所をモデルにしており、驚くほどリアルに描かれています。

まるで自分もリュックを背負って歩いているような、そんな没入感と旅情が味わえるのも、本作ならではの魅力です。

第1話は福島・会津若松が舞台！“聖地巡礼”にも注目

物語のスタートを飾るのは、福島県の歴史ある街・会津若松。

鶴ヶ城や飯盛山など、実際の観光名所がそのまま登場しており、「ここ、行ったことある！」と感じる方もいるかもしれません。

アニメをきっかけに旅行の予定を立ててみたり、“聖地巡礼”という楽しみ方をするのもアニメファンの醍醐味ですよね。

今後の話数でも、全国各地の魅力的なスポットが登場予定なので、どこが出てくるかにも注目です。

風景が語りかけてくるような美術の力

背景を手がけるのは、リアルな光と質感に定評のある制作会社・マカリア。

柔らかい日差しや風の通り抜ける空気感、ちょっと寂れた駅舎や路地裏など、ただの“背景”で終わらせない描き込みが随所に光ります。

雑な旅をしているからこそ、偶然出会う風景がより強く心に残る。そんな感覚を、視覚で体験できるのがこのアニメのすごいところ。

“旅アニメ”としての完成度の高さは、この背景美術の力によるところも大きいと感じさせてくれます。

ざつ旅の見どころ④：音楽・主題歌が作品世界を彩る

『ざつ旅-That’s Journey-』の魅力は、映像の美しさやキャラの掛け合いだけじゃありません。

耳から入ってくる音楽も、この作品の旅気分をしっかりと支えてくれています。

軽やかで開放感あるBGMや、耳に残る主題歌が加わることで、視聴体験は一気に旅モードに。

まさに、五感で“旅するようなアニメ”といえる仕上がりです。

OP＆EDで旅の始まりと終わりを味わえる

オープニングテーマは、人気声優ユニットharmoeの「旅しよ！don’t you？」。

爽やかでポップなメロディに乗せて、「さあ、今日も出発だ！」というワクワク感を演出してくれます。

一方、エンディングテーマはSizukさんの「bookmarks」。

一日が終わったあとの静かな余韻や、旅先で見つけたささやかな感動を、そっと包み込むような優しい楽曲です。

このOPとEDの“温度差”が、作品全体の旅情をさらに引き立ててくれるんですよね。

劇伴音楽は藤澤慶昌さんが担当！

BGMを手がけているのは、『響け！ユーフォニアム』『Free!』などでも知られる藤澤慶昌さん。

彼の楽曲は、派手すぎず、でも心の奥にじんわり届いてくるような音作りが特徴です。

朝の爽やかな出発、夕暮れの静けさ、知らない土地での出会いのときめき――そうした旅のワンシーンを、音楽がそっと包んでくれます。

日常に寄り添うような音楽が好きな方には、ぜひ注目して聴いていただきたいポイントです。

ざつ旅の見どころ⑤：旅を通して成長する物語

『ざつ旅-That’s Journey-』は、ただの気まぐれ旅アニメ……では終わりません。

旅を通して主人公が少しずつ前を向いていく、その“成長の物語”が、見る人の心にじんわり響く作品です。

仕事や夢に行き詰まったとき、なんとなく気持ちが晴れない日常の中で――この作品は、そっと背中を押してくれる存在になるかもしれません。

日常の中にある“幸せ”を見つけていく

主人公・ちかは、漫画家を目指して頑張ってきたけれど、なかなか結果が出ず、気づけば自信をなくしていた女の子です。

だけど、思いつきで始めた旅の中で、きれいな景色に感動したり、優しい人に出会ったり、そんなひとつひとつの出来事が、ちかの心を少しずつ変えていきます。

劇的な展開はないけれど、「なんか、ちょっと元気出たかも」って思える小さな幸せが、丁寧に描かれているんです。

誰かの心に寄り添う“ゆるやかな成長ドラマ”

この作品には、夢にくじけたことがある人、人生の選択に悩んでいる人が、きっと共感できるエピソードが詰まっています。

旅の途中でうまくいかないことがあっても、それすらも自分を知るきっかけになったり、成長の糧になったりする。

そんな“じわじわと前に進んでいく姿”が、きっと見る人の心にも優しく届くはずです。

「何かを始めるのに、完璧じゃなくていい」――そんなメッセージが込められた、ゆるくて優しい“再出発の物語”です。

ざつ旅の放送・配信情報まとめ

『ざつ旅-That’s Journey-』は、2025年4月7日（月）よりテレビ放送がスタートしました！

AT-XやTOKYO MXなど、複数の放送局で放送されており、配信サービスも充実しているので、自分のライフスタイルに合わせて楽しめます。

深夜帯の放送もあるため、見逃さないためにはあらかじめチェックしておくのが安心です。

テレビ放送はAT-X・TOKYO MX・BS11ほか

初回放送はAT-Xで4月7日（月）22:00〜にスタート。

続いて、TOKYO MX（22:30〜）、BS11（23:00〜）と順に放送され、読売テレビやCBCテレビでは深夜帯にオンエアされています。

曜日や時間帯は放送局ごとに異なるので、視聴予定の方は公式サイトや番組表のチェックを忘れずに！

ABEMA・dアニメストアでは地上波同時＆最速配信！

ABEMA・dアニメストアではテレビ放送と同時に最速配信が行われており、時間や場所に縛られずに視聴できるのが魅力です。

リアルタイム視聴が難しい方や、放送エリア外の方には特におすすめです。

また、4月12日（土）以降にはその他の動画配信サービスでも順次配信がスタート。

各サービスの配信タイミングは異なる場合があるため、事前に各公式サイトで確認しておくのがベストです。

ざつ旅 アニメの魅力を総まとめ！

『ざつ旅-That’s Journey-』は、気まぐれで自由な旅というテーマを通して、予測不能な展開とリアルな風景美を届けてくれる作品です。

見ているうちに、まるで自分が旅に出ているような感覚に――。

魅力的なキャラクターたちのやりとり、心に残る音楽、ふとした瞬間に感じる成長の兆し。
“挫折からの再出発”という物語が、今を生きる私たちの心にもそっと寄り添ってくれます。

旅・出会い・風景――癒しが詰まった1本

このアニメは、派手なバトルやサスペンスではなく、静かで、でも確かに心に届く物語です。

旅先で出会う人々、思いがけない風景、そして自分自身との対話。

ほんの少し前に進んでみようと思えるような、小さな勇気がもらえる――そんなあたたかさに満ちた作品です。

日々の疲れを癒したいとき、ぼんやり旅気分を味わいたいときにぴったりなアニメです。

こんな人におすすめです！

• ひとり旅や女子旅にちょっと憧れている
• 日常を少し離れて、気分転換したい
• リアルな風景や“聖地”が出てくるアニメが好き
• ゆるやかな成長ドラマに心を動かされたい
• 音楽で物語の世界にじっくり浸りたい
• 「何かを始めたい」けど、きっかけがほしい

そんなあなたに、『ざつ旅』はきっと優しく寄り添い、“その一歩”を後押ししてくれる作品になるはずです。